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2010.05.23 (Sun)

GWの北穂へ(2日目後編)緊張と安堵

GWの北穂へ(2日目中編)槍ヶ岳とのご対面 の続きです。

北穂高岳  3106m

山行日:10年5月1日(土)~3日(月)

2日目天候:晴れ
2日目記録:涸沢(6:38)-北穂高岳(9:14~10:24)-涸沢(11:30)
歩行時間:3時間42分(小休憩含む)


北穂小屋の前でまったり休憩したし、そろそろ下山しようかね。

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山頂へと続く雪の階段


【More】

山頂からのパノラマ

表銀座と穂高連峰
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画像をクリックすると、別窓に拡大して表示します。


さて、下山。

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いきなりの凍った雪面に緊張。
一歩一歩確実に足を置いて、慎重に下ります。

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松濤岩のコルから振り返る。

今回は南峰へは行かず。
いずれ縦走する日が来るだろうから・・


そして北穂沢の大斜面と向き合う。
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「あらためて向き合うと急だわ・・・」

上手に下りる人、腰の引けた人、足どりのおぼつかない人・・
いきなりトレースのない雪面をシリセードして雪崩を誘発している人までいる。。


そんな危険地帯に、自分も足を踏み入れる。

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雪は緩み始めている。
大股で足を下ろすと雪が崩れてバランスを崩し、滑落の危険アリ。
ピッケルを突き刺しながら、小股で慎重に下りよう。

シリセードなら楽なのだろうけど、こんな急斜面では止まる自信もないし
人が多すぎて危ない。

などと考えていると、女性の悲鳴が!!

前を歩いていた年配の女性が滑落した!

頭から落ちていく女性・・

「ピッケルを刺せ~!」
「体勢立て直せ~!」

周囲から飛び交う怒号。

立て直せないまま、登りの行列に向かって落ちていく・・・

そして・・・

行列の階段状のトレースにうまく嵌って止まった。

その距離、約30mか。
幸い、滑落者にも行列の登山者にも怪我はなかったようだ。


その後、女性はリーダーだかダンナかは分からないが、同行の男性にもの凄い
剣幕で怒られていた。
あんな経験をしたばかり人に怒鳴りつけても、余計に萎縮して危ないと思うの
だが・・・

だいたい、この男性は先程シリセードで雪崩を誘発していた人。
人の事を叱責する資格があるのだろうか?


この件以降、後ろを歩く人(上にいる人)が落ちてこないかが気になって
仕方なかった。
ほら、ワタシ、今年は「当てられ年」ですから・・・


そんな恐怖と闘う急斜面
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今、あらためて見るとね、よく行ったもんだ。


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インゼル横の急斜面を抜けて、やや斜度が下がる。

少しは蝶ヶ岳を眺める余裕も出る。


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沢の幅が広がって人もまばらになってきたからか、シリセードの跡が増えてきた。

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自分は楽をせず歩き通すぞ!と決意していたのですが、、

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結局は雪面に甘えてしまった(^_^;)

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後続も滑っている。

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シリセードで一気にテン場に近づいた。

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白出のコルからも続々と下山している。

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テン場に到着。
一気に緊張から解放される。

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装備を解いたら祝杯だ~♪

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ビールを飲みながら、お腹が空いたのでテラスでカレーを食べる。

今回の初めての2泊3日山行では、ザックの容量に限界があるので昼食は小屋に
甘える事にした。
(私の場合はカメラ関係の荷物が多いので・・)


同じテーブルには先日コメントを戴いた伊勢えびさんと、もう1人の男性。
カレーを食べながら、食べた後も山談義に付き合っていただいた。


NIKON D300 & SP AF 17-50mm F/2.8 XR DiⅡ VC LD Aspherical [IF]
午後になり、またテントが増えていく。

NIKON D300 & SP AF 17-50mm F/2.8 XR DiⅡ VC LD Aspherical [IF]
途切れる事のない、涸沢へ向かう人々。

NIKON D300 & SP AF 17-50mm F/2.8 XR DiⅡ VC LD Aspherical [IF]
皆、この景色を見たくて長い道のりを歩いてくるのだ。


テントに戻ると、2つ隣のテントのお兄さんと一緒にルンゼから奥穂に登って
いた隣のテントのおじさんが戻ってきた。

「どうでしたか~?」と聞くと、
山頂でも全然人がいないので「おかしいな?」と思ったら、穂高岳山荘からの
急登の登り口に警備隊がいて皆さん奥穂を自粛したそうです。
このおじさんも死ぬような思いで下りてきた、非常に危険な状態だったらしい
です。
(ちなみに2つ隣のテントのお兄さんはその後、涸沢岳にも向かったらしい)


NIKON D300 & SP AF 17-50mm F/2.8 XR DiⅡ VC LD Aspherical [IF]
いつの間にか奥穂高岳の上空によい感じで雲が流れていた。

そうだ! 微速度撮影!

カメラを三脚にセットして、撮影を開始する。


撮影中もテントの前で飲む、食う。

NIKON D300 & SP AF 17-50mm F/2.8 XR DiⅡ VC LD Aspherical [IF]
地元、千里浜名物のいかだんごと能登町産のブルーベリーワイン。

昼メシは小屋頼りのクセに、酒はボッカかよ!ってツッコミはナシで。


NIKON D300 & SP AF 17-50mm F/2.8 XR DiⅡ VC LD Aspherical [IF]
飲みながら今日の登山ルートを回想する。
ベースキャンプでの連泊サイコ~♪

ようやくブログタイトルに見合った体験をしているような気がする。

出来上がった動画

NIKON D300 & SP AF 17-50mm F/2.8 XR DiⅡ VC LD Aspherical [IF]
インターバル2秒で撮影し、24フレーム/秒で動画化

穂高の稜線で突如雲が湧く。面白いですね。


飲んで、食って、寝て、
すっかりリラックスモードに入っている間に、

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またまたテントは増えたか?
壁造りを頑張っている人も居る。

ウチのテントの雪壁も、昼の日射しで溶けて少し低くなってしまった。

今晩も風が吹くかもしれない・・・

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さらに一段、上積みした。

作業中に近くのテントから年配の夫婦に声をかけられる。

この夫婦のテントはワタシのと同様、スリーシーズン用ダブルウォールなの
だが、雪の壁は無し。
昨晩の強い風で雪がフライの内側に入り込み、テントの中にまで入ってきて
冷たかったとの事。
やはり壁の効果は絶大!と再認識しました。

NIKON D300 & SP AF 17-50mm F/2.8 XR DiⅡ VC LD Aspherical [IF]
夕食はピリ辛ラーメン


夕方、穂高にかかる雲が増えてきた。。
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画像をクリックすると、別窓に拡大して表示します。

色づく表銀座
NIKON D300 & SP AF 17-50mm F/2.8 XR DiⅡ VC LD Aspherical [IF]

表銀座の稜線には日が当たっているのだが・・

う~ん、穂高には雲が次々と湧いてくる。
SONY DSC-WX1
画像をクリックすると、別窓に拡大して表示します。

今晩こそは星を撮れるのか? 不安になる。


NIKON D300 & SP AF 17-50mm F/2.8 XR DiⅡ VC LD Aspherical [IF]
北穂高小屋からは夕日が見えているのだろうか?


天気を気にしつつ、テント内で暗くなるのを待つ。


19:30 外に出るも相変わらずの曇り空。

しかし、地上の星を撮らなくては!
ヒュッテのテラス横のカメラマンの列に加わる。

NIKON D300 & SP AF 17-50mm F/2.8 XR DiⅡ VC LD Aspherical [IF]
おぉ~、これですよ~♪
これぞ求めていた写真。
このために人混み覚悟で来たのだ。

NIKON D300 & SP AF 17-50mm F/2.8 XR DiⅡ VC LD Aspherical [IF]
前日よりテントも増えて、より明るいなぁ。

NIKON D300 & SP AF 17-50mm F/2.8 XR DiⅡ VC LD Aspherical [IF]
売店前にはまだ宴会中の人たちも居た。

NIKON D300 & SP AF 17-50mm F/2.8 XR DiⅡ VC LD Aspherical [IF]
ベンチにはノートPCを開く人!?
どうやら新聞記者らしく、夜のテント星の記事を書いていた。

驚いたのはカメラ・・・D3sだった。


NIKON D300 & SP AF 17-50mm F/2.8 XR DiⅡ VC LD Aspherical [IF]
屏風の頭側には星も見えているのだけれども・・

NIKON D300 & SP AF 17-50mm F/2.8 XR DiⅡ VC LD Aspherical [IF]
西から次々と雲が流れる。

この時間の星景写真は諦めよう・・

とりあえずシュラフに潜り、眠りについた。


GWの北穂へ(3日目前編)月に照らされて に続きます。
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*Comment

★急坂

間違いなく、お尻をついて尻セードですよ。

雪壁も立派なものができましたね。
結構造るのって、面倒ですが、楽しかったりもしますよね。

雲の動画も、すごいですね。
また、夜のテント村、美しいです。
三脚マン |  2010.05.23(Sun) 08:26 |  URL |  【コメント編集】

やっぱりちょっとしたことで滑落しちゃうぐらい急なんですね。
無事で何よりです。

テント村スゴイですね。
ヒュッテも300人宿泊したって言ってたでしょうか。
来年はテント泊したいです。できるかな。

雪壁は大事なんですね。メモメモ。
やっぱり竹のペグ必は要ですか?
のんすけ |  2010.05.23(Sun) 09:44 |  URL |  【コメント編集】

★テント場スゲー!

たった2,3日でここまでテントの数が違うとは!!
僕個人としては人ごみがあまり得意ではないので、4日入山は正解だったわけですけど、この写真を撮るためなら無理してでもGW前半入山もありですね(*´∀`*)

しかし斜面はほんとに急ですね…
来年チャレンジしてみたいとは思いますけど、高いところ苦手なうちの嫁でもいけるのかな。
心配になってきました(;´Д`)
みさわ |  2010.05.23(Sun) 21:47 |  URL |  【コメント編集】

★三脚マンさんへ

コメントありがとうございます。

そうですね、意地を張らずにシリセードですね。
でも一番急な所ではムリですよ(^_^;)

雪壁は楽しいですよね。
今回、初日は疲れていて手抜きぎみでしたが、この日は
上積みして立派に見えていますかね。

テント村はまた違う季節にも撮ってみたいです。
しょもも |  2010.05.23(Sun) 22:22 |  URL |  【コメント編集】

★のんすけさんへ

コメントありがとうございます。

ご覧の通りの急っぷりですよ。
滑落しても、下までずっと深い雪が続いているのでケガすると
しても致命傷にはなりにくいでしょう。
しかし、これだけ人が居ると巻き込んだり巻き込まれたりして
しまうでしょうから細心の注意が必要です。

この夜はヒュッテと涸沢小屋とテン場で合計何人の人が泊まって
いたのでしょうか。
テント泊は体力さえあれば大丈夫なので、来年こそ!ですね。

私は竹ペグではないですけど、木製の十字ペグ(自作)を使って
います。 テントは充分に固定されますが、雪が凍ってしまうと
撤収時に掘り出すのが大変です。
しょもも |  2010.05.23(Sun) 22:34 |  URL |  【コメント編集】

★みさわさんへ

コメントありがとうございます。

私も人混みはかなり苦手なのですが、一度この景色を撮りたかった
のですよ。次は夏か秋の涸沢でも撮ってみたいです。

急斜面は登りでは恐いという意識は無かったですが、下りではさすが
に慎重になりました。
特に本文でも書きましたが、他の人の行動が恐いです。。

この斜面が心配なら涸沢岳の方が良いのかもしれませんが、あちらも
急ですから慎重な計画が必要ですね。
しょもも |  2010.05.23(Sun) 23:02 |  URL |  【コメント編集】

僕たちはこの日奥穂(あきらめ)涸沢岳でした。
途中雪崩れ遭遇といろいろありましたが
たのしいGWでしたね。

いやー微速度撮影いいですね。
僕もやって…みよ… ってD70は古すぎ…出来ない。(>_<) 
junkjewel |  2010.05.24(Mon) 00:03 |  URL |  【コメント編集】

こんばんは
しょももさんと私は5日違いですが、
雪の状況はかなり異なる印象を持ちました。

山頂直下の凍った斜面は、
確かに凍ってましたがもっと岩が出ていて、
緊張するシーンはほとんどなかったです。
ただその後の急斜面はかなり雪が緩んでいて、
乗せた足元がズルズル滑っていく恐怖を感じました。
でも私も途中からは尻セードで一気に降りました。(^^)

混んでる山はうんざりだけど、
混んでるからこそ奇麗な夜のテント村ですね。
この景色を楽しむにはやはりテント泊なんでしょうね・・・
TONO |  2010.05.24(Mon) 18:48 |  URL |  【コメント編集】

GWの穂高。あらためてすごい人ですね。
これだけ登っていれば、いろんな人がいますから、何か起きても(起こされても)不思議ではないような・・・。

でも滑落した方も無事だったようですし、巻き込まれた人もいないですし。
しょももさんも無事でなによりでした。

・・・あとで見て、「こんなとこ登ったのか~?!」ってことありますよね。
歩いてる時は、必死なもんで。
あとでビックリ、みたいな。

来年は、雪上テン泊したいぞ~!
その時は、雪壁、重要ですね!
まきchin |  2010.05.24(Mon) 23:18 |  URL |  【コメント編集】

★junkjewelさんへ

コメントありがとうございます。

奥穂はあの状態では厳しいですね。
私も涸沢岳にしていたら雪崩に遭遇していたかもと思うと、
ドキドキです。

微速度撮影は面白いですよ。
D70でも携帯電話の赤外線通信を使うアプリで出来るのを
何処かのサイトかブログで見た事があるのですが、山では
実用的ではないかもしれません。
しょもも |  2010.05.25(Tue) 00:35 |  URL |  【コメント編集】

★TONOさんへ

こんばんは、コメントありがとうございます。

TONOさんたちの時には連日の好天と前日の雨でかなり状況が
変化したのですね。
適度に緩んでいればなんてことない斜面ですが、カチカチに
凍っていると冷や冷やでした。

この夜のヒュッテは300人泊まったらしいですから、小屋泊は
厳しいですね。
テント泊でも数が多いと騒がしい人が居たりしますが、この時期は
寒いので静かな夜でした。
しょもも |  2010.05.25(Tue) 00:46 |  URL |  【コメント編集】

★まきchinさんへ

コメントありがとうございます。

ホントに人が多いと恐いですね。
初っぱなから尻セードで雪崩を起こしている人には唖然としました。
注意されても無視してましたもん・・・

>・・・あとで見て、「こんなとこ登ったのか~?!」ってことありますよね。

そうそう、登っている時にはここまで急だとは感じないんですよね。

意外にもまきchin隊は雪上テン泊していないんですよね。
雪壁造りは楽しいですよ~♪
城好きのごろ太君なら立派な壁を作れるはず・・?
しょもも |  2010.05.25(Tue) 00:56 |  URL |  【コメント編集】

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